犬猫の共同生活に一番大切なこと(17話)

元野良猫のニコ(推定:生後9ヵ月の雌)を保護してから2ヵ月弱が経過しました。
ニコは生まれてからすぐ飼われる猫と言うわけには行きませんが、自分のおもちゃで遊ぶようになり、キャットタワーもキャットウオークもお気に入りのようです。

しかし、ここに来て重大な問題が発生しています。

犬と猫の相性

どうも、柴犬のハナ(2歳3カ月の雄)とニコの相性が悪いようです。
結果から書くと、ニコがハナより強くて、ハナはニコをもの凄く怖がるのです。

この2匹は共に2階で飼っていて、ニコは2階の家の中は自由に動き回ることができ、自分のトイレ、ベッド、水飲み場のあるケージに入るのこともできます。

たいするハナは、ニコが家に来る前まで、2階の自分のお気に入りソファーで寝るか、このソファーの下、私の寝室で寝るのが日常でしたが、最近、このお気に入りソファーをニコにとられてしまいました。これ以外も犬の行ける場所には、猫も行けてしまうので、犬が落ち着ける場所がなくなってしまったのです。

犬と猫の行動

ハナの性格はこれまでも他のワンちゃんに吠えたこともなく(吠えたことじたい生まれてから1~2回しかありません)優しい性格です。ニコが来て3日間位はかなり怖がりましたが、そこから、家の中に自分以外の動物(猫)が共存することを自覚したようで、そこからはニコにたいして友好的な仕草を何度も見せていました。


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柴犬ハナに元野良猫ニコが威嚇ニコの前でお腹を見せたり、目線を自分から外したり、ニコにたいして「自分は敵じゃないよ」と訴えているようです。

しかし、残念ながらニコには、この行動はつたわりません。

自分の目の前でお座りやふせをしていれれば、容赦なく威嚇してどかします。威嚇すれば、犬は自分の通り道をあけることがわかると、自分の通り道ではない場所にハナが寝ていても、わざわざハナを威嚇して驚かせてしまうのです。

怖がる犬の行動

こういう行動がしばらく続くと、犬も仲良くなるのを諦めたようで、ただただ、同じ部屋に居たくない行動をとりだしたのです。人が同じ部屋にいるときは犬も安心するのですが、いなくなると、パニック状態になってしまいます。

それが原因で、先日、二階の階段入口に設置している脱走防止策を取り超えました。
この柵を乗り越えたのは、生まれて初めてのことで、柵の下は急な階段なので非常に危険です。

パニックになり、怖がりすぎて、高所から飛び降りるようなことを繰り返してたので、過去に書いた記事「犬の動物病院の選び方」でのびっこをひく原因にもなってしまいました。

今も、病院から処方されたサプリを飲んでいて、散歩中はできるだけゆっくり歩かせるようにして、昔のように公園で走らせたりすることはできません。これを見ていると、まだ2歳の柴犬が可愛そうになってきてしまい・・・。

もちろん、ニコのこと嫌いな訳じゃありません。
相手を過剰に威嚇したり、警戒心の強い野良として育った原因は人にあるわけですから。
でも、このままの生活がずっと続くことは放置できません・・・。

ある期間を決めて重大な決断をするつもりです。

 

もし、犬猫が仲良くできる対策があれば教えてください。

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