野良猫の保護をしていく(2話)

 野良ちゃんを捕まえに行く

土曜日の朝、いよいよ野良猫ちゃんの保護開始です。計画では、手で抱っこして猫用ネットにいれてそのまま病院へ直行する。

その後、病院で健康診断、ノミダニの駆除(薬)、去勢(避妊)手術をしてもらってから夕方には家に帰宅する予定です。帰宅後はしばらくはゲージ内で暮らしてもらって後は我が家で自由な生活が待っています。

猫のいる敷地内に到着

一匹が私を発見するといつものように近寄ってきました。足元にすりすりです。このタイミングで、両脇から猫の脇に手をいれて抱き上げて、あとは猫用ネットにいれる・・・。

しかし、人に抱きかかえられたのが初めてだからか、抱き上げると猛烈に暴れだしました。次の瞬間、ネコ用ネットから脱走してあっという間に逃げて行ってしまったのです。

片方が逃げると、もう一匹も一緒にいなくなりました。その場に10分程いましたが、彼らは戻って来ません。

「あーあ、、」スリスリくる関係を作るまで3カ月もかかったのに、この失敗で自分と猫との関係は崩壊してしまったのです。


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少しこの先のことを考えて見ました。もう一度関係を修復するまで待つか、ネコの捕獲機を仕掛けてみるかなど。

どちらにしても保護できたら、そのまま病院に連れて行くことができる週末まで延期です。

 4匹いた野良ちゃん家族

その夜、犬の散歩の時にもう一度この子たちのいる場所に行ってみました。この子たちを発見しましたが、前のように近づいてきません。

その時、この兄弟たちとは別に二匹の猫がそばにいました。どうやらは一匹は成猫(親)で、もう一匹は彼らの兄弟のようです。

しばらくすると、4匹は仲良さそうに暗闇に消えて行きました。仲良さそうに、走るさる姿を見て、この子たちにとっての幸せとは何だろうと考えてしまいました。

二匹の保護をして、面倒を見る覚悟を決めたつもりだったのに実際は4匹もいた。この子たちが子猫ならすぐに人間に慣れてくれるだろうから、保護や里親探しもスムーズに行く気がします。

でも、実際には一匹の野良ちゃんすら触れる状態ではなくなってしまった。

野良猫の本当の幸せとは・・・。続く。

 

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