車にはねられてしまった子猫と母猫の話し

車にはねられてしまった子猫と母猫の話し

昨日の夜、車での移動中、あともう少しで自宅と言うところ。
道路の真ん中に二匹の子猫がいました。

片方の子猫がバタバタしていて、もう一匹はその姿を見ていました。そのそばには母猫らしき猫もいます。

最初は、遊んでいるのかと思いましたが、車を止めて様子を見ると、バタバタしていた子猫がすぐに動かなくなったことで異変に気が付きました。

子猫は、自分の車とすれ違った対向車にはねられていたのです。
車を止めその子猫のところへ行く。

しかし、見た瞬間その子が助かる見込みがないことはすぐわかりました(悲)。

子猫のそばの母猫ともう一匹の子猫がこちらを見ています。母猫は「ふー!」とこちらを威嚇してきます。

この道路はかなり暗く車の通りもそこそこあるので、二次被害をさけるために、はねられた子猫を道端に一旦移動させました。

しかし、この先、どうすればいいのかわかりません。

そこで思い出したのが、いぜん近所の地域猫を保護するためにご協力した猫の保護団体さん(みぃの会 新百合ヶ丘)
この先のことをを聞くためにすぐ電話をいれました。


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すると、「亡くなった子猫を放置すると親猫は離れないので、その子を何かに包んで移動させて、埋葬するか区役所に連絡をしてほしい」と言われました。

再度はねられた子猫のところへ行くと、自分が道端に移動させたはずの子猫がいません。母猫が自分が見ていない間に、血だらけの子猫を咥えて移動させたのです。

すでに息がない子猫を必死で運ぶ母猫の愛情を感じたら、余計に悲しくなってしまいました。しかし、母猫が運んだ場所も車は多く通る場所です。

子猫を自宅に持ち帰るつもりで、車に戻り亡くなった子猫をいれるものがないかを確認に行く。

すると、猫をはねた運転手の方が、責任を感じたようで戻ってきたのです。現在の状況と今後の話しをすると「ここから先は自分が責任をとりたい」と申し出てくれました。

その子猫をビニール袋にいれ、車に積んでいた小さめの段ボールの中にそっといれ、その人に手渡しました。

まだ、母猫についていると言うことは生後3ヵ月位だと思います。わずか3ヵ月の短い命でした・・・。

その道路は暗く前も見えにくいため、一概にドライバーを責めることはできません。

但し、車を運転する側が、ほんの少しでもこういったことが他人ごとではなく、自分の身にも起こりえる(人身事故も含め)と言う思いが頭の片隅にあれば事故率も少し減ると思うのです。

そしてわずか3ヵ月天国に旅立ってしまったこの子に「来世は幸せな家庭に生まれてくることを祈るばかりです・・・」

 

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